書籍・雑誌

2008年8月21日 (木)

夏はこわい話

 暑い日がつづいていたから、というわけではないが、つい出来心(?)で怪談本を買ってしまった。
 京極夏彦「旧怪談」(メディアファクトリー)江戸時代の怪談集「耳嚢」を現代語訳したのだという。
 これがなんともいい感じなのだ。江戸時代に生きていた人々がそのへんの身近な人に思えるように書かれている。侍さんも町人さんもAさん、Bさんという表記でとおい昔の人とは思えない。で、彼らの出会った怪異もなんだか身近に感じる。
 怖いはなしというよりも、奇妙な話が多い。奇妙だ変だといいながらオチもなく終わる話。こういうのもなんだかあいまいを許す日本の怪談らしくていい。なかなかに面白く一気読みしてしまった。
 
 で、最近(?)「新耳袋」という現代の怪談話を集めた本があるのは知っていたので、それも読んでみようと図書館で第7集と第9集を借りて来た(その他のは貸し出し中であった)
 なるほど、京極さんの「旧怪談」はこういう本の書き方を参考にしているのだな、と納得。Aさん、Bさんが色々奇妙な事に出会っている。それでも現代版のほうが、なにか怪異に原因やおちをつけようとしている話が多いような気がする。
 しかし、人間、恐いもの見たさ、という心理は江戸時代も現代もかわんないことは確かである。
 奇妙な話大好きなわたしめ満足なのであった。
 

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2008年3月18日 (火)

歴史Web

 妙な本を買ってしまった。新聞広告を見て注文したのだが。「歴史Web」(日本文芸社 藤井青銅著)。歴史上の人物がHPを作っていたら…というわけで、「邪馬台国公式HP」とか、「鎌倉幕府公式 HP」また、「2チャンネル」ののりで実況スレやっている、「リアルタイム速報 関ヶ原」とか清少納言の「枕のブログ」等々。日本史をとことんパロっている。
 大判のこの本を開いてううむ、とうなってしまった。よくまあ、考えたもんだ。帯に「構想2分制作2年の壮大な(?)歴史再現プロジェクト」とあるが、誰でも、昔にインタネやHPがあったら、と思いつくかもしれないがここまで徹底的にやるとはすごい。
 大阪の陣を前にした、大阪方と関東方の広告が出ている転職サイトや本能寺の変のあと、管理者から削除されてしまった明智光秀のブログ等はなんだかブラックな笑いがこみあげる。
 元々、パロディものの好きなわたしめ、この本でしばらくは楽しめそうである。
 

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